利き目について

昨日、あいのり見たんだ。
そしたらソルトって子の秘密についてやっていた。
右耳が全く聞こえないらしい・・・。
そこで思い出した話。
先日、ダーツに興味を持っている友達と飲みながら話していた時のこと。
フォームについての基本的な考え方を聞かせたら、意外な答えが返ってきた。
野球は右利きの右投げ右打ちでピッチャーに近い側の左目が効き目だと有利って聞かないのに、ダーツは何で右投げで構えた時に構えた側の右目で見るのかって聞かれて困った。野球は動くものを追いかけて見る動体視力が問われると思うんですよ、そして、近づいてくるボールに最終的に近いのはこの場合は右目になるんじゃないかと推論。実際は、両目が追従した方が立体として捉えられるので動態を追うには好ましいのかとも思う。これが、右利きで右投げ左打ちの場合どうなるかは良く解らない。少なくとも一塁ベースが近いと言う利点や、右投げピッチャーに対する駆け引きの点での優位性が大きく上回っているのは、実践している人達の数からも明らかなんでしょう。ピッチャーも投げきった時には投げた側の目がキャッチャーに一番近くなるから、利き腕と効き目の連動はきっと大切なんだと思う。
しかし、人によってはその効き目が逆になる場合もあるみたいだ。
来月の大会のパートナーは、右投げだが効き目は左なんだとか。彼の場合、構えた時に利き目と的の中にダーツが入ってこないまま投げていると言っていた。どうコントロールしているのかは感覚的な事なんで言葉で聞いても理解できなかったが、利点もあるのだと本人は言っていた。慎重に構えを確認するにも視界に入ってこないダーツは確認しようが無い、結果、投げるリズム、タイミング、的の切り替えの速さは驚く程に早いのに、そこそこの精度で投げてしまうことに毎回驚かされているのです。
何であいのりかって言うと、右目をつぶって投げてみたんですよ。
これが凄い事に・・・。右目で見た感覚でしか体が動かない為、ブルを狙うとハードダーツのトリプルとインブルほども左右にぶれてグルーピング!これを補正しようと、ウインクしたまま左目で矢と的の見え方を感覚に合う所までもって行って投げると、変に首をかしげる形になる為にどこか吊ってしまいそうな窮屈感を感じた。当たり前の日常から、ちょっとした当たり前が制限されるだけで、住む世界観すら変えてしまうんだなぁとしみじみ思う。
いつだったかのニュースで、卓球の愛ちゃんの特集が組まれていて、彼女の効き目に関する話があった。あのスポーツは片目に頼ってプレイできるほど柔なものではないらしく、彼女が世界の高見でプレーする為にも克服しなければならない問題点として、基礎の部分で指摘されていたのが利き目に付いてだった。
トッププレーヤーの話はさておいて、自分の話なんだけど、普段はメガネなんですよ。そうすると気付かぬうちにレンズが曇っていたりして、途端に的が見えなくなると精度も比例して落ちる訳なんです。それほど目って大切だなぁって考えてみると思うんです。
そんな訳で、左目も今のうちから鍛えておこうかななんて、意味の無い鍛錬もしてみようかと考え中です。そうする事で、両目で見るように意識すると違和感無く頭と体が直結する様になる気がするんですよね。多彩な立ち位置からの投てきなど、普段練習しない位置からの投てきは時として効き目と逆の方で見た方がって場合もあると思うんです。逆目、両目に慣れる事も技術以外の鍛錬として面白いかもなぁって思ってます。人から見たら何が違うかなんて判らないところにヤリガイを感じるのです。